2024年11月よりピルモットのオンラインストアで自宅用AMH検査キット「cheQL（チェックル）」の販売を開始しました。

開発者の助産師メンバーminiさんをはじめ、ピルモットメンバーで準備してきた商品なので、使用できる日を楽しみにしていました。

こちらのブログでは、現在妊活中ではない27歳の筆者が初めてAMH検査を体験した感想をお伝えします！

※AMHとは：AMHとは抗ミュラー管ホルモンとも呼ばれ、卵巣内にある卵子から分泌されるホルモンのこと。血液中のAMHの濃度を測ることで、AMH値から発育過程（妊娠の準備ができている卵子）卵胞の数を推測することができます。そのため、AMH検査をすることで、卵子がどのくらい残っているのかを推測して、今後のライフプランを計画するための一つの指標として活用されています。

妊活はまだ先…でも最近卵子凍結は少し気になってきた

実は、筆者はまだ妊活や妊娠を考えているわけではありません。

最近話題にもなっている「卵子凍結」に興味をもち始め、その事前検査として「AMH検査」があると知りました。そこで、将来の妊娠に向けて今からできる準備として、まずは自分の卵子の残り数を知っておきたいと思ったのがきっかけです。

最近では「プレコンセプションケア（プレコン）」といって、とくに20代後半から30代前半の方のなかで、妊娠前から自身の健康管理を行うことで将来の妊娠に備えたいと考え始める方も増えているそうです。

安心・簡単！初めてのセルフ血液検査

cheQLを手に取った印象は、優しい緑色でほっこりかわいいデザイン。従来の医療用検査キットのような無機質さがないので、初めての方でも気負わずに使えそうです。

キットの中身はシンプルでわかりやすく、箱の裏側に使用方法が記載されています。さらに、cheQL公式サイトには動画マニュアルものっているので、そちらも合わせて確認するといいと思います。

名前を申込書とラベルシールに記入し、スマホから会員登録を済ませたら、手をしっかり洗ってから採血をします。ネイルをしていたり爪が長い方は、特に念入りに洗いましょう。

筆者は、利き手ではない方の薬指で採血をしました。指先の端の方で採血したほうが、血液をろ紙に落としやすかったです。初めは緊張しましたが、説明書をよく読みながら進めていくことで落ち着いて採血できました。

慌てず採血するための3つのコツ

慌てずに採血するために、下記のような事前準備をしておくのがおすすめです。（YouTube動画の3分19秒あたり）

1.ばんそうこうとアルコール綿をあらかじめ袋から出しておく
2.ろ紙を赤線のところでやまおりして机に置く
3.止血用のティッシュを2,3枚横に置いておく

筆者の場合は、最初は血が出にくく少し焦りましたが、これは体質による個人差があるようです。痛みは予想以上に軽く、採血後すぐに止血できました。

また、十分な量の血液を採るには、事前に指をマッサージしたり、温めたりして血流を良くすることも効果的だそう。緊張する人は、採血前にお菓子を食べたり深呼吸をして、リラックスできる環境づくりをしておくのもおすすめです。

ポスト投函し、数日後に結果を確認

検体をしっかりと乾かしたら、透明のチャック袋に入れ、申込書と一緒に専用の封筒に同封し、近くのポストへ投函したら完了。

数日後、オンライン上でスマホなどから結果を確認することができます。検査登録から結果確認までスマホで完結できる手軽さがcheQLのメリットです。結果画面もわかりやすく、詳しい説明がついているので安心です。

AMH検査の結果が将来の体を考えるきっかけに

検査の結果、筆者のAMH値は5.0以上で、同世代の平均より多いということがわかりました。

最近生理不順が続いていたので、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）の可能性を考えるようになり、一度婦人科で検査を受けようと思いました。AMH値が高いことは必ずしも良い意味だけではないことをこの検査で知り、より専門的なアドバイスを聞きたいなと思いました。

今すぐには妊娠を希望しない筆者でしたが、AMH検査を通じて、自分の体について新たな気づきを得ることができました。数値という具体的な指標を知ることで漠然としていた卵子凍結への疑問や体調管理について、より具体的に考えられるようになり、今後のライフプランを考える上で貴重な機会となりました。今後も必要に応じて病院での定期的な検査を受けたり、専門的なアドバイスをもらうなど、体調管理をより意識したいと思いました。

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